高齢化社会の現代において重要な役割を担う老人ホームですが、デメリットがあるのも事実です。
入居者本人と家族では、入居に対する気持ちや考えも異なってきます。
ここでは、老人ホームのデメリットについて、本人と家族それぞれの立場から考えてみました。
これから施設入居を考えている人は参考にしてください。
老人ホームに入居する本人にとってのデメリット
老人ホームに入居する本人の視点からのマイナス面をご紹介します。
入居者の性格にもよりますが、ホームでの生活に不安や不満を感じる人がいることも否めません。
家を離れる寂しさやストレス
入居するデメリットとしては、住み慣れた家や家族の元を離れる寂しさが挙げられます。
一人暮らしの場合は別ですが、家族やペットと住んでいる場合は離れて過ごしたくないと思ってしまうでしょう。
また、いくら環境の良い施設であったとしても、新しい環境に慣れるのに時間もかかります。
自宅から施設への移動も、老いていると負担になり疲れるものです。
中には遠く離れた場所に入居するケースもあり、そうなると距離的な不安要素も増えます。
いずれにせよ、家が一番居心地がいいと感じる人が多く、不慣れな環境に身を置くことへのストレスは大きいです。
他人との生活によって生じるしがらみ
老人ホームでは、スタッフやほかの入居者との付き合いを楽しめる入居者もいれば、人間関係に疲れたくないとデメリットに感じる人もいます。
本人の性格も関係しますが、人付き合いが苦手な人は施設のコミュニティがストレスになるかもしれません。
気の合う人ばかりとは限りませんし、いろんな人がいるのは確かです。
家族と違い他人には気を遣わなければならず、気疲れしてしまう人も見られます。
感覚過敏や認知症気味の場合は、共同生活は大変でしょう。
また、老人ホームで最期を迎える人も多く、仲良くなった入居者が次々亡くなっていくのを目にするのも辛いです。
規則やルールが窮屈
活発な入居者にとっては、施設の規則が面倒でデメリットに感じてしまいます。
老人ホームには決まりもありますし、スケジュール通りの生活になり、自宅のように好き勝手過ごすわけにはいきません。
元気なうちは自由気ままに過ごす体力もありますので、そうした施設のルールに従うのが窮屈に思う人もいるでしょう。
朝食、昼食、おやつの時間、夕食の時間とすべて決められているので、自由度が減ります。
もっとプライバシーを守られた空間が欲しいと感じる人もいるかもしれません。
参考サイト
【徹底解説】老人ホームのメリットとデメリットとは|老人ホーム検索【さがしっくす】
老人ホーム入居者の家族にとってのデメリット
次に、入居者の家族にとってのデメリットについて見ていきましょう。
家族にとっては、やはり費用面での負担を感じる人が多くいます。
入居費用がかかる
老人ホームの規模や形式にもよりますが、入居するにあたっての費用が高額になることがデメリットです。
入居一時金や月額費用が予算内の施設に絞って探すとなると、かなり範囲が狭まります。
また、安くて人気の老人ホームは入居待ちが長くて、なかなか入れない状況であるのが現状です。
老人ホームに入るための費用をまだ元気なうちから貯めておく必要があると言えます。
離れていることでの寂しさ
老人ホームへの入居は、家族にとっても会えない寂しさが生まれます。
コロナ禍で、老人ホームの面会にも制限が出てきて頻繁には会えなくなりました。
近くではなかなか空きがなくて、離れている施設に入居せざるを得ないケースも見られます。
遠いと余計に会える頻度は低くなるでしょう。
施設では、入居者が元気なうちは外出できるところもありますが、認知症が出てくると外出も禁止になります。
会いたい時に会えない辛さは、本人も家族も感じることでしょう。
スタッフに任せることの罪悪感
老人ホームに家族を入れることで、罪悪感を感じてしまう人も見られます。
24時間プロがついてくれて安心感はありますし、自宅で素人が面倒を見るのは限界があるのも確かです。
とはいうものの、預けてしまうと「これで良かったのかな」と悩んでしまう時もあります。
自分で介護できたのではと、入居させたことに対して後悔の念を抱いてしまうと辛いです。
老人ホームとの相性が合わない場合も
安いし良さそうだと思って入居させたものの、いざ入ってみると老人ホームのやり方やスタッフと相性が悪い場合もあります。
特に、担当ヘルパーと家族が合わない場合、悩みの種になってしまうでしょう。
入ってみなければわからない部分もありますが、事前に慎重に納得がいくまでその施設について調べておくことが大切と言えます。
まとめ
以上、老人ホームのデメリットについて本人の家族の立場からご紹介しました。
双方共に、会いにくくなる寂しさはデメリットとなります。
本人は自由度が減ることや人付き合いの問題、家族は費用面やホームとの相性、罪悪感といった課題がありました。
できるだけマイナス面が少ない老人ホームを慎重に選ぶようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
