老人ホームは誰でも耳したことがある言葉ですが、これは正式名称ではなく、世間で広く使われている通称・総称にすぎません。
本来は、「特別養護老人ホーム」や「有料老人ホーム」などといった施設があり、さまざまな種類が存在しています。
今回は、なぜ「老人ホーム」と呼ばれているのか、老人ホームの主な種類、類語についてご紹介していきます。
老人ホームは単なる通称
老人ホームという言葉は、私たちにとって日常的に親しまれているワードですが、制度上の正式名称ではありません。
本来は、「特別養護老人ホーム」「有料老人ホーム」「グループホーム」「介護老人保健施設」など、それぞれ異なった役割を持つ施設があります。
しかし、私たちにとってはそれぞれの区別がわかりにくいこともあり、老人ホームと総じて呼ばれるようになりました。
老人ホームは、高齢者が入所するさまざまな施設の総称として一般的に使われているのです。
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代表的な老人ホームの種類
老人ホームには、主に以下のようなものがあります。
特別養護老人ホーム
老人福祉法に基づく介護サービス施設で、常に介護が必要な要介護者を対象としています。
利用者は原則として要介護3以上の方でなければ利用ができません。
特例で要介護1や2の方でも入居できるケースもあります。
有料老人ホーム
食事や生活支援、介護サービスを提供している民間施設で、主に「介護付き有料老人ホーム」や「住宅型有料老人ホーム」があります。
介護付き有料老人ホームは、24時間体制の介護や生活支援、健康管理、医療ケアが受けられ、寝たきりの方や認知症の方にも対応しています。
住宅型有料老人ホームは、介護サービスは提供されず、食事の提供、洗濯などといった日常生活のサポートがメインとなる施設です。
グループホーム
要介護2以上の認知症を持つ高齢者や要介護者などが、専門的なケアを受けながら少人数で共同生活を送る施設です。
アットホームな雰囲気で介護サービスや生活支援を受けられます。
施設がある自治体に住民票を持っている方のみが入居できます。
介護老人保健施設
病院と委託の中間的な役割を持ち、在宅復帰を目指す高齢者が一時的に利用できる施設です。
老人ホームの類語
老人ホームに似た言葉として、「介護施設」や「高齢者施設」といった言葉があります。
それぞれ似たような言葉ではありますが、使い方やニュアンスが異なっているのです。
老人ホームは既述の通り、正式名称ではなく日常的な使われる総称で、高齢者が入所して生活を送るための施設全般を指しています。
そのため、介護が必要な介護施設も自立して生活できる方のための自立型住宅の施設も含まれます。
一方で、介護施設は、介護が必要となる高齢者を対象としているのが特徴です。
先ほどご紹介した特別養護老人ホームや介護施設老人福祉施設などのように、医療サポートやリハビリなど介護サービスを前提とした施設が該当します。
また、高齢者施設は、高齢者が利用する施設全般を指し、入所や入居に加えて、通所の利用も含まれるのです。
介護施設も自立型住宅である「サービス付き高齢者向け住宅」や「シニアマンション」も含まれます。
また、入所のみならずデイサービスが利用できる施設も含まれていることから、老人ホームに比べて、より広義の意味を持つ用語です。
まとめ
老人ホームは、正式名称ではなく、介護施設や自立型住宅含めた高齢者が入居して生活を送る施設全般をまとめた総称です。
さまざまな種類があり、それぞれに異なる目的や機能を持っています。
介護施設や高齢者施設といった類語もありますが、呼び方に惑わされず施設の種類や特徴を理解しておくことで、入居先の選択や生活支援の計画を行いやすくなるでしょう。
以上、老人ホームの種類や類語についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
